2017年11月5日も定期便フライトが横田空域を通過

ちょっと古い話題ですが、備忘のため簡単に記録しておきます。

2017年11月5日に米国のトランプ大統領が来日。

大統領専用機「エアフォースワン」として使われたVC-25A、29000は10:38頃横田基地RWY36に着陸、予備機の28000(コールサイン"SAM45")はそれに先立つ10:11頃同じくRWY36に着陸。

当日は朝から世間の耳目が横田基地とか横田空域(横田アプローチ)に集中していたことと思いますが、AF1到着の1時間ほど前に羽田→能登の定期便が横田空域を通過していました。

下図のエリア(長野県佐久市の周辺)はFL230以下が横田空域となっています。

Faw171105ana747

LiveATCを聞き流していて、「こんなときに"FL220"なんて許可出るの?」と思っていたところ、なんとすんなりとOKでした。

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(メモ)横田空域内航空路がRNAV化(横須賀VOR廃止関連)

2017.9.14付で横須賀VORが廃止され、同位置にKOSKA(コスカ)なるウェイポイントが新設されました。

RNAVルートのY295, Y588, Y821がそれぞれ延長されて、KOSKAを通ります。

もともと「ENR 3.5 その他経路」として、横須賀VORを経由する直行経路が存在していましたが、SkyVectorには「その他経路」は表示されません。今回RNAVルートになったことで、それらのルートが”見える化”された格好です。

20170914skyvy588

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羽田-那覇線飛行ルートの変遷(1995-2017)

1995年頃、2001年頃、そして2017年(現在)の羽田→那覇線飛行ルート変遷を図にしてみました。

Rjttroah19952017

後日、2008年9月横田空域一部削減前後の変化をまとめるつもりですが、時間がかかりそうです。(この続編は断念)とりあえず、西行き便ルートを一つの図にしました。(細部は適宜省略しています)

茶色:1995年頃
紫色:2001年頃
青色:2010年以降(現在)

参考として、現在の横田空域の範囲を黒枠で入れました。

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羽田空港到着(進入・着陸)ルートマップ(2)

ウェイポイントのクリックに対応する改訂版到着ルート図(Google Map使用)を作成しました。

Rjttnorthv0623

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2016年11月10日からのからの航空路・ウェイポイント(最終回)

10月と11月で航空路に多数の変更があります。この機会に私家版航空路(エンルート)マップとウェイポイント(位置通報点)マップを改訂しました。

個人的にこういうものが見たいというだけの話で、実用性はないです。ゆえに、10月分の改訂日が未到来なのに、その先の図を先取りで出してしまいます。

Enrmap201611

初期表示は"ROADMAP"になっています。左上のタブで"Terrain"にチェックを入れれば変更できます。


以下、航空路関係の変更箇所を抜書きします。内容は航空路誌改訂版をご確認ください。

10月13日

航空路の改正
Revision of AWY : G339

RNAV 経路の設定及び改正
Establishment of RNAV route : Y110
Revision of RNAV route : Y121

直行経路の設定及び改正
Establishment of direct route : OBE-ERIMO
Revision of direct route : KSE-OBE

11月10日

航空路の改正
Revision of AWY : A597, G339, V28, V40, V53, V71
Revision of AWY : V13

洋上転移経路の改正
Revision of oceanic transition route : OTR25

RNAV 経路の設定、改正及び廃止
Establishment of RNAV route : Z262
Revision of RNAV route : Y293, Y46, Y48, Y52, Y522, Y523, Y525, Y526, Y535, Y562, Z25, Z26
Revision of RNAV route: Y293, Y52, Y523, Y525, Y535
Abolishment of RNAV route : Y564, Y566

直行経路の改正
Revision of direct route : IZUMI-KAIFU, OYE-MIMMY, OYE-KTE, OYE-TAKMA, OYE-YUBAR,
OLIVE-ARIMA, TSE-NIKAK, KTE-WASYU, NIKAK-SAEKI
Establishment of direct route : SUC-RYUGU
Revision of direct route : MVE-CHE, WKE-KONBU, YTE-SDE, YTE-GTC
Abolishment of direct route : SUC-KOBIK

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横田空域と羽田空港出発ルート(航跡)

2017.8.16

表示できなくなっていたルート図を再upしました。(ウェイポイントのクリックに対応する修正をしています)


下記ページの補足として作成しました。(横田空域がなくなれば、羽田発着便のフライト時間が20分も短縮可能との説が流されていますが、それはありえないだろう、という趣旨のデータです)

「横田進入管制空域」図
http://arctica1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-1d75.html

まず、横田空域の上限高度が最も高いところで7000m (FL230)なのは事実ですが、羽田出発便の大半は、そこは通りません。(富山、能登のみ)

西日本方面便の大半が通過する富士山東側のエリアは上限5000m (FL160)です。

「高さが7000mもあるので飛び越えるのが大変」というのは、印象操作という感じがします。

図の上方、赤い枠を付けた部分です。

Hnddirections


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「横田進入管制空域」図

2008年9月横田空域一部削減(返還)前後の飛行ルート比較(2017. 9. 8)

羽田→那覇線の例

羽田-那覇線飛行ルートの変遷(1995-2017)
http://arctica1.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/1995-2017-947a.html



Yokota Approach Control Area、横田進入管制空域(いわゆる「横田空域」)

はじめに、横田空域は「飛行禁止」とか「飛行制限」ではありません。「民間機進入禁止」は完全なデマ。VFR(有視界飛行方式)については、管制許可も不要(後述)。

また、2008年9月に実施された横田空域一部削減(返還)により、羽田空港発着便への影響(ルートの迂回など)は大部分が解消されています。

進入管制区は出発・到着機が多い飛行場周辺に設定され、つまりは交通整理の便宜のための空域で、そもそもが飛行制限や禁止する性質のものではありません。東京進入管制区(羽田・成田)の中も、多数のVFR機が飛行しています。

よくあるのが、その進入管制区と、飛行禁止区域(日本には無い)や制限区域、空域制限、自衛隊訓練/試験空域などの区別が付いていないという間違い。出発点がおかしいので、どこまでもデタラメと妄想が展開されていきます。おかしいのは承知のうえでわざと書いているようにも見えます。


横田空域内をVFRで飛行する場合に横田管制から受けることができるサービス(レーダー・アドバイザリー)と注意事項について、参考資料として航空路誌から転載します。(2017.9)

(参考資料)横田VFRレーダー・アドバイザリー・サービス
http://arctica1.cocolog-nifty.com/gtma/rjty-vfr-advisory.html


Rjtyareamap

Google Mapを拡大して正確な範囲・境界を確認してください↓

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飛行ルートの「延伸率」と横田空域について考える(3)

下記の続きです。

飛行ルートの「延伸率」と横田空域について考える(2)
http://arctica1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-5235.html


2015年のCARATS協議会報告書には、羽田-大阪間の飛行ルートについて、下に引用する説明図が掲載されています。

Carats201503(出典:将来の航空交通システムに関する推進協議会 2015.3)

羽田では特に西・南方面からの到着便数が多く、西日本とアジア各地から続々と飛来する飛行機を、基本的には1本の滑走路に着陸させています。そのために、かなり手前から順番をつけ、適切な間隔(注)を空けて1列に並べるための作業(管制官の指示で、速度の加減やレーダー誘導)が始まります。間隔が空きすぎれば、貴重なリソースである発着枠がムダになってしまいます。(注 使われる進入方式により異なる。後述ATSシンポの動画で説明されています)

静岡から神奈川の沖合いが到着機を順番に並べる場所(空域)になっていて、Flightradar24などで日々その様子を観察することができます。羽田再拡張後の運用がこなれてきたことが、延伸率の改善につながっているのでしょう。

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飛行ルートの「延伸率」と横田空域について考える(2)

下記の続きです。

飛行ルートの「延伸率」と横田空域について考える(1)
http://arctica1.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/hnditm-20min-ex.html


「進入管制区」とは何か。基本知識としてお勧めします。(特に、「管制圏」という用語とは区別しないと話が通じません)

進入管制区・特別管制区(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000342.html

航空管制業務について(同)
http://www.mlit.go.jp/common/000164767.pdf


「横田空域問題」について、今でもよく引用されている図(定期航空協会、2006年5月)があります。

見覚えのある方も多いことと思いますが、なにせ10年も前、つまり昔の話です。

Teikokyo200605

羽田空港からの出発経路

西方面行きの出発便は、大阪行き(*)を除き、
横田空域を避けて、その上空を通過しなけれ
ばなりません。

このため、羽田空港を離陸した航空機は、
あらかじめ東京湾内で大回りしながら、横田
空域上空を飛び越えるための高度まで上昇
を行う必要があります。

(*) 羽田発大阪行きについては、横田空域が通過可能
となるよう、昭和37年に運輸省と米軍との間で特別
に措置されましたが、横田空域通過後、最適飛行高
度まで再上昇しなければならず、依然、非効率な飛
行となっています。

横田空域の民間航空機利用について - 定期航空協会
http://www.teikokyo.gr.jp/pdf/20060511_pamphlet.pdf

この半年後、定航協は、要望していた問題に解決の道筋がついたことについて謝辞を述べています。

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飛行ルートの「延伸率」と横田空域について考える(1)

2008年9月横田空域一部削減(返還)前後の飛行ルート比較(2017. 9. 8)

羽田→那覇線の例

羽田-那覇線飛行ルートの変遷(1995-2017)
http://arctica1.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/1995-2017-947a.html


(2017.8.22追記)

羽田到着便が横田空域を通過できるとしたら?(妄想)

伊丹→羽田(東行き)の短縮ルートを考えてみました。(3)↓の末尾に追記しています。

飛行ルートの「延伸率」と横田空域について考える(3)
http://arctica1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-e6d0.html

Rjoorjttskyv



延伸率とは、国土交通省が設けている「将来の航空交通システムに関する推進協議会(CARATS)」が発表している指標で、空港間を最短で結んだ大圏距離に対して、実際の飛行距離がどのくらい迂回しているか、航空管制レーダーの記録から集計したというものです。

路線毎の大圏距離(比較の基準)と実飛行距離の差分を飛行経路の延伸距離として算出し、大圏距離に占める延伸距離の割合を延伸率とする。

統計の対象は、羽田発着の主要5路線となっています。

対象路線:羽田-新千歳/大阪/関西/福岡/那覇

第6回 将来の航空交通システムに関する推進協議会
http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk13_000009.html

資料5-6:費用対効果・指標分析検討分科会 平成27年度 活動報告書
http://www.mlit.go.jp/common/001125076.pdf

Cara2016detourrate

H24年度からH25年度にかけて大幅に改善しているように見えますが、ここはデータの取り方が変わっているため、そのまま比較できないとのこと。(昨年の報告書では、H25年度分は15.2%と発表されていました。それ以前については、今後修正する予定のようです)

ともあれ、H26 (2014)年度の延伸率は、平均で14.1%という結果が示されています。

惜しむらくは、個別路線については、グラフだけで数字の発表がないこと。また、改善された要因の分析などもあれば、読み物としてもおもしろいと思うのですが。

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羽田空港出発(出発・離陸)ルートマップ

スマホ未対応です。クリックやタップの処理を入れてないので、ルート図は表示できてもウェイポイントの情報が見えません。(PCではマウスオーバーで表示できます)


2016.3.3付で変更多数(木更津VOR廃止関連、他)

3.3以降の羽田空港SID名称

(RNAV)
JYOGA TWO DEPARTURE   
KANEK TWO DEPARTURE   
MITOH TWO DEPARTURE   
MIURA TWO DEPARTURE   
PLUTO TWO DEPARTURE   
SEKID TWO DEPARTURE   
YANAG TWO DEPARTURE   

(非RNAV)
HUMMINGBIRD TWO DEPARTURE    (FOR JET AIRCRAFT ONLY)
ISOGO TWO DEPARTURE   
SEKIYADO TWO DEPARTURE   
VADAR ONE DEPARTURE   
ZUSHI TWO DEPARTURE    (FOR PROP ONLY)
OPPAR THREE DEPARTURE    (深夜)

詳細は航空路誌改訂版をご参照ください。

160303rjttamdt

OPPAR 3 DEP

160303ttoppar3


2015年3月5日に関東のVOR 6カ所(大子、阿見、銚子、御宿、館山、新島)が廃止されます。図上の各ポイントは読み替えてご覧ください。

Daigo VOR(GOC)        DAIGO(ダイゴ)
Ami VOR(TLE)        COLOR(カラー)
Choshi VOR(CVC)        INUBO(イヌボ)
Onjuku VOR(OJC)        MESSE(メッセ)
Tateyama VOR(PQE)    UTIBO(ウチボ)
Niijima VOR(NJC)    KOUGA(コウガ)


羽田空港出発時の標準飛行ルートをGoogle Map上に示した地図集です。

引用したチャート類は、AIS JapanのWEBサイトからダウンロードできます。(無料、利用者登録必要)


  • マーカーの文字はフィックス(位置通報点)名のイニシャルです。マーカー上にマウスポインタを置くと名称と緯度経度を表示します。
  • 緯度経度はdecimal formatで表示しますので、AIPの表記(度分秒形式)とは異なります。・任意の場所をクリックすると、緯度経度とGoogle高度サービスが応答する標高を表示します。
  • 羽田・成田にはRNAVではない(従来航法の)発着方式も使われています。詳細はAIP等をご参照ください。
  • さまざまな理由で、通常と異なるルートが使われることがあります。


羽田空港 RNAV出発方式
Google Maps APIによる参考ルート図と目的地

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2025年に向けて、エンルート空域、管制部再編へ

2年ほど前から、札幌管制部が廃止される、那覇管制部が神戸に移転する、といったニュースがチラチラと流れていました。航空路管制を2拠点制に再編する、と読める資料※も国交省サイトに掲載されています。

※航空交通量の増大に対応した管制空域のあり方(国土交通省航空局 平成25年10月30日)

最近開催されたCPWGの資料で、もう少し具体的な内容が提示されています。

要点としては、(1)航空路(エンルート)管制の上下分割、低高度は東・西2拠点制、(2)進入(ターミナル)管制の集中化、と読み取れます。

航空路管制は、高高度1(福岡)、低高度2(東京、神戸)の3センターに再編され、相互にバックアップが可能な構成になるとのこと。

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新千歳→大阪(伊丹)の飛行ルートが変更(2013年9月19日~)

「AIC Nr 038/13 飛行計画経路の変更について」によれば、9月19日から新千歳/函館→大阪(伊丹)間の飛行ルートが、現行の新潟-松本-河和経由から、小松-若狭湾上空を経由する日本海側ルートに変更されます。

新千歳→関西、伊丹(新・旧)、神戸の一覧ルート図を作成しました。(非RNAVルートは省略しています)

CTS-ITM

東側の茶色線は現行の新千歳→伊丹ルート

紫線が同じく9月19日からの新ルート

ピンク線は新千歳→神戸(変更なし)

青線は新千歳→関西(変更なし) 青細線はCDR(調整経路、軍用空域開放時のルート)

全体図↓

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航空図(チャート)を無料で入手する(1) AIS JAPAN

数回に分けて、電子化された航空図(チャート)を無料で入手(ダウンロード)できるWEBサイトの情報を書こうと思います。昨今、主要国の多くでは、官製航空図や航路データがPDFなどの形式で無料提供されています。

官製航空図を提供するAISサイトの多くが一般に公開されていますが、一部、ユーザー登録を要求している国や機関もあります。日本国もその一つです。

電子航空路誌の提供開始を知らせる国土交通省の発表↓

電子航空路誌(eAIP)の提供開始について
~いつでも、どこでも、正確な情報提供を目指して~
平成21年8月26日

 平成21年8月27日から、当課航空情報センターは国際民間航空機関(ICAO)が推進する「航空情報業務(AIS)から航空情報管理(AIM)への高度化」の一環として、電子航空路誌(eAIP)の提供を開始します。

 これにより、インターネットに接続する環境があれば、いつでも、どこでも航空路誌(AIP)を閲覧することが可能となります。また、最新の航空路誌を納めたDVDの提供も開始します。

 電子航空路誌(eAIP)は、その利用日に有効な情報が自動的に反映され表示されるため、常に正確な最新情報を確認することができます。
 なお、従来からの印刷物の航空路誌についても、引き続き提供を継続します。

<電子航空路誌(eAIP)の提供方法>
 インターネット及びDVDによる提供

<URL>
 https://aisjapan.mlit.go.jp

 ※インターネットによる閲覧は無料ですが、ID及びパスワードの登録が別途必要となります。
 (ただし、既にノータム閲覧のために登録済みの場合は、新たに登録する必要はありません。)

http://www.mlit.go.jp/report/press/cab15_hh_000013.html

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